グリセリン

〜お肌ふっくら、抜群の保湿力〜

グリセリンとは?

グリセリンという名前ははギリシャ語の「glykys(甘い)」に由来し、1779年にスウェーデン人のK.W.シェーレがオリーブオイル加水分解物の中から発見しました。

植物や海藻類、動物などに含まれるアルコールの一種で、グリセロール(glycerol)とも呼ばれています。
人間の体内では、中性脂肪として存在し、ほかの脂肪酸と結合して皮膚下や内臓周辺に貯蔵され、必要に応じてエネルギーに使われるなど、重要な役割を担っています。
そして、化粧品に古くから多く用いられる保湿成分のひとつです。

グリセリンの保湿力とは?

無色透明の粘り気のある液体で、水を抱え込む性質をもち、角質層に浸透して肌をふっくらさせ、キメの乱れや乾燥状態を改善させる働きをもちます。
また、甘味があり水に溶けやすいことから、甘味料などの食品添加物に用いられることもあります。
グリセリンとヒアルロン酸ナトリウムを組み合わせると、さらに水分保持力が高まり、肌の上に薄い皮膜をつくって外気の乾燥からしっかり肌をまもってくれます。

グリセリンの効果とは?

●美肌効果
保湿効果と肌をやわらかくする効果の両方を兼ね備えています。

●狭心症に対する効果
血管を拡張する作用もあり、狭心症に対して効果的だと言われています。

●肌荒れを抑制する効果
吸湿性から角質層に潤いを与え、肌荒れを抑制する効果を持ちます。


●便秘を解消する効果

医薬品として浣腸薬にも配合されています。
肛門から直接浣腸薬を入れることにより、組織から水を吸引し、腸壁を刺激してぜん動運動を促進し、排便を促すため、便秘を改善する効果があるといえます。

●尿の分泌を促す効果

利尿薬としても利用されています。