美コラム

お肌やからだ、ライフスタイルについてお届けします。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. お肌の悩み
  4. 乾燥肌の大敵! 冬の紫外線対策方法

乾燥肌の大敵! 冬の紫外線対策方法

夏と比べて日差しが穏やかな冬には、紫外線対策をそこまで重視しなくてもいいイメージがありますね。

しかし実は、冬も夏と同様に、むしろそれ以上に紫外線対策を行う必要があるのです!
なぜ冬に念入りな紫外線対策が必要なのでしょうか? その理由と、夏とは一味違う冬の紫外線対策ポイントをご紹介します!

なぜ怖い? 冬の紫外線

地球に届く紫外線には、波長の違いによってUVA波とUVB波という2種類があります。

UVB波は肌表面の細胞を傷つけて真っ赤に炎症を起こしたりシミを作ったりする紫外線ですが、その多くは地上に届かずにオゾン層に吸収されてしまいます。
それに対してUVA波は、肌内部の細胞を深く傷つけ、じわじわとお肌に影響を及ぼして深いシワやシミの原因になる紫外線です。
さらに、オゾン層に吸収されにくい性質を持っているため、UVB波よりも多く地上に降り注いでいます。

冬になり太陽が地球から遠ざかると、その分紫外線がオゾン層を通過する距離が長くなり、距離が長い分だけUVB波はオゾン層に多く吸収されます。
しかし、UVA波はもともと吸収量が少ないので、地上に降り注ぐ量が1年を通してあまり変化しないのです。

冬だからといって油断していると、無防備にUVA波を浴び続けてお肌が深刻なダメージを受けてしまうかもしれません。

さらに、冬は乾燥によってお肌のバリア機能が低下しているため、夏よりも紫外線の影響を受けやすくなります。
紫外線には水分の蒸発を促す性質があるため、より乾燥肌が進んで肌トラブルを招きやすくなってしまうのです。
では、冬の紫外線対策において特に気をつけるべきポイントとは何でしょうか?

今すぐ実践! 冬の紫外線対策方法

日焼け止めを塗る
厚着をしていても、特に顔や首元は紫外線をどうしても浴びてしまいます。忘れずに日焼け止めを塗り、夏同様の対策を行ってください。
「夏に使っていた日焼け止めがあるけど、SPFが高めでお肌が荒れそう……」という心配もありますよね。
既にお話したように、冬は乾燥によってお肌のバリア機能が低下しているため、強すぎる日焼け止めなどでも肌荒れを起こしてしまう可能性があります。そのような場合には、冬用にSPFが低めのお肌に優しい日焼け止めを選んで利用するようにしましょう。

保湿ケアは入念に
冬の紫外線対策で、日焼け止め以上に大切なのが保湿です。
紫外線によるダメージを最低限に抑えるためには、お肌の乾燥を改善し、ダメージを受けにくい状態に整える必要があります。
夜だけでなく、朝の洗顔後にも十分保湿しておきましょう。
ここで大切なのが、日焼け止めを塗ったりメイクをしたりする前に、お肌にしっかりと保湿クリームをなじませておくことです。
お肌にクリームがなじまない状態でその上から日焼け止めを塗ってしまうと、肌表面で化粧品が混ざり合って雑菌が繁殖し、かえってニキビや湿疹などの原因になってしまいます。
クリームを塗った後は、お肌にべたつきがないのを確認してから日焼け止めを塗るようにしてください。

紫外線が強い時間帯を知っておく
紫外線の強さは時間帯によって変わります。
1日のうちでもっとも紫外線が強くなるのは、10時~14時の間です。
この時間帯は洗濯物を干す時など知らず知らずのうちに紫外線を浴びている場合があるので、気を抜かないように対策してください。
さらに、UVA波には窓ガラスやカーテンを通過して部屋の中にまで進入してくる性質があります。遮光カーテンを利用するなど、室内でも十分な紫外線対策を心がけましょう。

紫外線は1年中休まず地上に降り注ぎ続けています。
冬にこそ気を引き締めて対策をすれば、乾燥やシミ・シワのないお肌が手に入りますよ!

関連記事