フラーレン

強力・持続的な抗酸化力を発揮

フラーレンって何?

炭素の原子がサッカーボール状に60個結合した正二十面体の構造をしており、化学式はC60と表されます。原料自体は黒い粉末で、水にも油にも溶けない性質です。発見した研究者は1996年のノーベル化学賞を受賞しています。
化粧品原料としてのフラーレンは2005年に日本で開発されました。 フラーレンは、水溶化フラーレン、油溶化フラーレンなどに加工され、化粧水・美容液・クリームなどに配合されています。

フラーレンの効果とは

私たちの体は、紫外線、環境汚染、ストレスなどにより皮下組織で大量に活性酸素が発生し、シミ・シワ・たるみ・毛穴の開きなどを引き起こします。
フラーレンは、これら肌老化の根本原因である多数の「活性酸素」を同時に捉え、〝無害化する力”があります。つまり細胞のダメージを防ぎ、加齢や紫外線に負けない強いお肌を作る手助けをしてくれるのです。サビから肌を守る防衛隊とも言えるでしょうか。その抗酸化力、なんとビタミンCの172倍!

活性酸素を無害化することで、
①メラニンを抑制する

②シワを防ぐ

③毛穴を引き締める

④レチノール反応を抑制する

⑤バリア機能を改善する
などエイジング効果を生み出してくれます。

持続力とサポート力

フラーレンは活性酸素を吸着して無害化するため、自身も酸化されず効力が長持ち。11時間以上も効果を発揮することがわかっています。
しかも、ビタミンCのような酸化に弱い美容成分の酸化からも守ってくれるサポートもします。フラーレンが酸化から守っている間に、他の有効成分は浸透しやすくなるのです。だからこそフラーレンは単体ではなく他の抗酸化成分と一生に使うことが推奨されています。
フラーレンの抗酸化持続力は肌を守るだけじゃなく、他の美容成分の浸透も助けるため、美容化粧品には人気の成分なのです。