美コラム

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マスクの肌荒れどうしてる?トラブル別対処法

感染症対策でマスクの着用がすっかり定着しましたね。
今まではお肌トラブルを感じにくかった方もマスクによる肌荒れや敏感症状が気になったのではないでしょうか。これからお肌がゆらぎやすい時期になるので、より気にかけてあげたいところです。

マスクによるお肌のトラブルは大きく分けて3つあります。

1.ニキビや吹き出物

マスクを長時間着用していると、ニキビの元となるアクネ菌が増殖しやすい環境になります。
口元やフェイスラインにニキビが繰り返しできるという方も多いのではないでしょうか。一度ニキビができてしまうと治りかけている段階でもマスクによる刺激で治りにくくなってしまいます。
更にこれから夏に向けて汗をかく量が増えるため、お肌表面の水分と油分のバランスが保たれにくい状態です。基本的にニキビは皮脂の分泌が多くなり皮脂が毛包を塞いでしまうことによりできるので、水分と油分のバランスを整えるために、水分をたっぷりと与えてあげるケアが必要です。

今回リニューアルのSC ブースターローションはお水の内容が還元性イオン水という水に変更になりました。還元性イオン水を取り入れることで、従来よりもお肌の隅々まで有用成分の浸透を高めてくれ、酸化によるお肌の老化を遅らせるように働きかけます。

低刺激な処方なので、ヒト幹細胞培養液を初めて使われる方は、お肌が慣れるまで少しピリつきを感じたというお声が一部あったのですが、このお水の変更により緩和しました。男性の方でも髭を剃ったあとの保湿に最適で、優しくお肌のコンディションを整えてくれます。

2.赤みやかゆみ、ひりつき

表面的にはいつも通りのお肌に見えても、お肌の奥で炎症が起こっている可能性があります。知らずのうちに刺激を与えてしまい、トラブルを招いてしまうこともあります。お肌のゆらぎは突然現れるので、このような刺激を軽減できるケアがポイントです。
これはマスクとお肌の摩擦によって起こるものです。特に症状が出やすいのは頬の高い位置です。個人差があるため、赤みはなくても洗顔やスキンケアがなぜかお肌にしみて感じた方もいらっしゃっるのではないでしょうか。

お肌の構造は大きく分けて筋肉、皮下脂肪の上にお肌のハリやうるおい、弾力をキープしている真皮、その上に表皮という層があります。この表皮はさらに4層に分かれており、一番下の基底層という場所で増殖した細胞が徐々に上に押し上げられ、表面に顔を出して最終的には垢となり、はがれ落ちます。
これをお肌のターンオーバーと呼び、理想は28日の周期です。この表皮の更に上に薄い膜となって存在しているのが皮脂膜です。
皮脂膜の厚さは0.5ミクロンととても薄いですが、お肌の保湿とバリア機能を担っていて、お肌を弱酸性に保つという働きもあります。また、身体の中で皮脂膜がない部分というのは例えば手のひらです。長風呂をしたときに手がふやけてしまうのはそのためです。原因は外からの水分がすぐに肌の角層に浸透してしまうことにあります。
浸透すると聞くと皮脂膜がない方が潤いが与えられるように思えますが、皮脂膜が剥がれてしまうというのはお肌にとっては大きなダメージです。通常皮脂膜が存在していない手のひらや足の裏は問題ないですが、これがお肌で起きてしまうと大変な負担になってしまいます。剥がれてしまった皮脂膜をまた復活させるには、油分を与えてあげるケアが必須です。

そんな時にはSC デュアルミルクがおすすめです。シアバターで水分と油分のバランスを整えて、お肌を外的な刺激から守る役割を果たしてくれます。

アクティバートのラインナップをお持ちでない方でも、最後にワセリンを塗ることで人工的な皮脂膜を作ってあげることができます。ベタつきにより就寝時に繊維付着などで別のお肌トラブルが気になる場合はティッシュで軽くオフしてあげるといいでしょう。

身体の皮脂膜はボディソープなどで流れ落ちても数時間で戻るようになっていますがお肌の場合はそうはいきません。自分のお肌を見て、触れて、今の自分の状態と向き合ってみましょう。
摩擦を軽減するには、マスクはコットンやシルクなどの素材を選ぶといいでしょう。立体的な形の方が顔の凹凸にフィットするため摩擦面を少なくできます。また、縫い目がないタイプだとお肌に刺激を与える心配がなく安心です。それから、顔に汗をかきやすい方は通気性の良いタイプを使うこともおすすめです。布マスクのお手入れは手洗いがいいでしょう。

3.乾燥

マスクの内側は実は大変乾燥しやすい環境です。マスクの中は呼吸により蒸れやすく、マスクを外した際に水分が一気に蒸散して逆にお肌は乾きやすくなります。昼食時などマスクを外したタイミングでメイクの上からでも使用できるミスト化粧水などを取り入れると、瞬時に潤いを補給できます。このタイプの乾燥はラメラ構造が乱れている可能性が高いです。
ラメラ構造とはお肌の表皮の4層の中で一番上の層で、水分と油分が常に交互にミルフィーユ構造になっています。この水分と油分のバランスが崩れてしまうと、水分保持が難しくなり、乾燥やバリア機能の低下につながり、お肌トラブルを引き起こしやすくなります。

普段どおりのスキンケアだお肌は乾燥してしまいます。そんな時は集中ケアの保湿が必要です。SC インプライムマスクはバイオセルロースというナタデココの素材でできているため、お肌の隅々まで密着し、有用成分を届けてくれます。
15分間ぴったりと装着することで剥がす頃にはキメが整い、深部からうるおったみずみずしいお肌になっており、ふっくらとした柔らかさが感じられます。この後に塗布する乳液やクリームの浸透も高めてくれるので、週に1回でも取り入れてあげるとお肌の底力がグッと上がり、翌日の化粧ノリも良くなります。

他にも、紫外線によるマスク日焼けにも注意が必要です。基本的には顔全体に均一に日焼け止めを塗ることが基本です。日焼け止めとUVカットサプリを併用して内側からも紫外線を防止することで更に相乗効果が期待できます。紫外線を受けたお肌は大きなダメージを受けています。
冷たいタオルをお肌に乗せて鎮静したり、SC インプライムマスクを冷蔵庫で冷やして使用するのもいいでしょう。とにかく保湿を徹底して、摩擦に弱い状態なのでこすらないケアを行いましょう。

また、マスクの着用に慣れた影響で、マスクだるみという言葉も出てきました。マスクで顔の下半分が隠れるので、頬筋や口輪筋といった表情筋が弛んでしまい、お顔のたるみに繋がり、口角が下がり老けた印象になります。このとき、無理に表情筋を鍛えようとして自己流にトレーニングをしてしまうと、かえってたるみが進行してしまいます。
ご自宅にEMSなどの美顔器がある方は、表情筋を電気刺激で鍛えてあげると即効的にお顔がひきしまりますが、そういったマシンがない方でも、口を閉じている際の舌の定位置を意識してみてください。この位置でフェイスラインのすっきり感が変わってきます。舌先が前歯に当たっておらず、上の顎に触れている状態が一番理想的だと言われています。

マスクを着用しての生活が日常的になりましたが、マスクを外して外出できる日が突然来ても、自信を持ってお出かけを楽しめるよう、今のうちからお肌状態をより良いものにしていきましょう。

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