「肌の乾燥 と「コラーゲン減少 」で肌は硬くなる! 対策法は?
年齢を重ねるにつれて、肌の弾力性は落ちていき、硬さを感じるようになってきます。
いつまでも赤ちゃんのようなぷるぷるなお肌でいたいですが、それもなかなか難しいのが現状です。
また、加齢以外の原因でも肌は硬くなります。
そのため、肌の硬さを引き起こす原因を少しでも排除することが重要になってきます!
1.乾燥
肌の乾燥は肌トラブルの元凶となりますが、肌の硬さにおいても例外ではありません。
そのメカニズムをご説明すると、肌が乾燥するとこれ以上肌がダメージを受けないように、角質を厚くして肌を守ろうとします。
この角質の厚さが肌の硬さとなって表れるのです。
さらに過度に乾燥すると、未熟な角質が生まれやすくなり十分に肌を守れなくなってしまいます。
このような状況を防ぐためにも、毎日正しい洗顔と保湿成分が配合された基礎化粧品での保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。
角質が厚くなってしまっている場合は、ピーリングで優しく取り除いてあげましょう。
擦るようにしてしまうと、必要な角質まで取り除いてしまう恐れがありますし、肌にダメージとなってしまうので注意しましょう。
ピーリング石鹸などを使う時はしっかりと泡立てて、洗顔のように泡で不要な角質を取り除いてください。
2.コラーゲンの減少
肌が硬くなってしまう原因は、乾燥の他に肌の奥にある真皮層のコラーゲン減少が考えられます。
20代以降、年齢と共に体内で生成されるコラーゲン量は少なくなっていきます。また紫外線の影響で、体内のコラーゲンが変性や破壊されることでも肌は硬くなってしまうのです。
そのため、まずは年間を通して紫外線対策が必須となります。紫外線量が少ないイメージがある冬でも日焼け止めを塗るようにしてください。
寒さが厳しい2月でも、紫外線量は真夏の80%ほどあるといった報告があるためです。
しかし、体内で不足したコラーゲンを基礎化粧品などに配合されているコラーゲン成分で補うことはオススメできません。コラーゲン分子は大きく、肌に浸透しにくいからです。もし浸透したとしてもコラーゲンが存在している真皮層にまでは届きません。
そのため、体内でコラーゲンを正常に生み出せるように働きかけを行っていくことが重要です。
ただ、コラーゲンを多く含む食材は、豚足やスジ肉、鶏軟骨、ゼラチンなど毎日の食卓に乗せるには難しいものが多いです。
そこで、コラーゲンの元となる「リジン」と「プロリン」を食事から摂るように心がけましょう。
リジンは、乳製品や鶏肉などに含まれています。
プロリンは、豚肉やお麩、湯葉などに含まれているので、コラーゲンそのものを摂るよりも取り入れやすいです。
肌の柔らかさをキープするためにも、乾燥とコラーゲン減少による影響を最小限に留めましょう!