美コラム

お肌やからだ、ライフスタイルについてお届けします。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. スキンケア
  4. どれを選べばいいの?お肌タイプとクレンジング

どれを選べばいいの?お肌タイプとクレンジング

夏らしく暑い日々が続いていますね。数分外に出ただけなのに汗でベタベタになることも。8月に向けてさらに気温が上昇し、皮脂の分泌が高まります。

お肌には皮脂や汗などで自らうるおいを出す機能はあっても、洗浄する機能だけはないと言われています。トラブルを引き起こさないためにも、流すというのは一番大切な工程です。

ただとりあえずクレンジング、洗顔をしていればいいというわけではなく、お肌に負担をかけずに洗浄し、乾燥させないことがとても大事です。今回は洗い流すケアの選び方をお伝えします。

【クレンジングと洗顔の違いって?】

クレンジング・・・メイクや毛穴の奥に詰まった皮脂汚れなど主に油性の汚れを落とす
洗顔・・・汗やホコリ、古くなった角質など主に水性の汚れを落とす

性質の異なる汚れなので、基本的にはクレンジングと洗顔両方を使ったW洗顔が必須です。日焼け止めしか付けていない日でも、油性の汚れはついています。

クレンジング剤は主に油と界面活性剤でできています。お肌に悪そうな響きだと感じるかもしれませんが、ファンデーションなどメイク料は基本的に油でできているため、油で落とす必要があります。油同士だと水となじまず、洗い流せませんが、それを混ぜ合わせてくれるのが界面活性剤です。

【クレンジングの種類】

① クレンジングオイル
オイルタイプは油分の量、界面活性剤の量が他のタイプに比べて最も多いので、洗浄力が一番高いのでお肌への負担は大きいです。濃いメイクをされる方に向いています。毛穴の奥の皮脂汚れや角栓まで落としてくれます。乾燥肌の方だと、必要な皮脂や油分まで奪ってしまうことがあります。ポイントメイクのみクレンジングオイルを使用して落とすのも良いですね。

② クレンジングリキッド
水がベースなので乾燥肌の方に合っています。界面活性剤はオイルと比べて多めに配合されておりお肌への負担は大きくなります。サラサラしたテクスチャーなので力を入れて擦ってしまわないように気をつけましょう。

③ バームタイプ
しっかりとメイクを落としつつも、お肌への負担は少ないです。お肌になじませるとオイルのような質感になり、使いやすいです。滑りが良いですが、マッサージのしすぎによる摩擦には気をつけましょう。

④ クリームタイプ
クレンジング剤の中で一番お肌に優しいと言われており、乾燥肌、敏感肌の方に向いています。洗浄力は少し弱いです。ナチュラルメイクならクリームタイプでも十分落ちます。テクスチャーが重く、伸びづらいので、メイクと馴染ませるのに少し時間がかかります。指の圧が強くならないように注意しましょう。

⑤ ミルクタイプ
摩擦が少ないので敏感肌の方に向いています。クレンジングクリームとリキッドの中間のようなイメージで、メイク落ちはあまり優れていませんがさらっとしたテクスチャーで流しやすいです。

⑥ 拭き取りタイプ
さっとメイクを拭き取れて便利ですが、洗浄力が高く摩擦も大きいのでお肌への負担がとても大きいです。日常使いはあまりおすすめしません。

お肌タイプ別に分けると

乾燥肌→ミルクタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプ
敏感肌→クリームタイプ、ジェルタイプ
脂性肌→オイルタイプ
混合肌→ミルクタイプ、バームタイプ、クリームタイプ

商品によって配合されている成分、配合量は異なりますが、基本的にはこのような組み合わせになります。

さらに今ジェルタイプの幅も広がっています。ジェルタイプの中にも3種類あり、

・油性のもの・・・オイルクレンジングと同様に主成分が油分のため、メイクを浮かして落としやすい
・オイルインの水性のもの・・・オイルを乳化してジェル状にしたもの。オイルフリーのジェルと比べてメイクと馴染んで落としやすく、仕上がりもさっぱり

・オイルフリーの水性のもの・・・ナチュラルメイクの方や、まつげエクステをされている方におすすめ

と3種類あります。とくに水溶性のジェルタイプはクレンジング力が穏やかです。

アクティバートのクレンジング ジェルは水溶性のジェルでふわっと軽い使用感のため、メイクとジェルがなじみやすく、途中で少量水を加えて乳化させながら落としていきます。手とお肌の摩擦を少なくすることでお肌への負担を軽減します。完全なオイルフリーではありませんがオイルが微量しか含まれていないため、まつ毛エクステをされている方にも使えます。皮脂を抑えるはたらきがあるので、ニキビの予防や、肌荒れの予防に効果的です。適量はマスカット1粒大です。少ないと摩擦が起きてしまうため注意しましょう。

フォームウォッシュはポンプタイプで忙しい朝にも使いやすく、濃密できめ細かい泡が出てきます。お肌にのせてくるくると洗顔してもつぶれにくいため、摩擦を気にせずサボンソウエキスという天然の発泡成分の力で毛穴の汚れをすっきり取り除いてくれます。

この2つは普段サロンさんに講習で伺った際にお試しいただくことがあるのですが皆さま、お肌の透明感にびっくりされます。ホワイトニングの成分でなく、不要なものを流すことでお肌本来の明るさに導いていきます。またどちらもクダモノトケイソウ果実エキスが劣化したリンパ管をケアし、むくみ、たるみ、くすみにアプローチしてくれます。クレンジング、洗顔をしながらエイジングケアができる優れものです。

男性の方にも人気で、ウォッシュをデイリー使いするのはもちろん、クレンジングを週1〜2すると毛穴の汚れをしっかり取り除くことができます。

また商品選び以外にも、ベースメイクを落とす前に、専用のリムーバーでポイントメイクを落とすことも大事です。皮膚が薄い目元などの摩擦を軽減し、色素沈着を防ぎます。

お湯の温度にも気をつけましょう。熱すぎると皮脂を取りすぎてしまいます。37〜38度くらいがいいですね。

汗や皮脂を煩わしく感じる方もいるかもしれませんが、汗、皮脂自体は悪いものではありません。身体からデトックスされたものを最後サヨナラする気持ちでお手入れをしてみてはいかがでしょうか。

関連記事