絶対おさえたい、肌の色で分かる“くすみ”の原因と対策
「顔全体が暗い気がする、、」
「老けたように見える、、」
肌のくすみは良くも悪くもヒトの印象を変えてしまうことを知っていますか。透明感のある素肌は、若々しく見られ明るい印象をもたらします。単にくすみと言っても多くの種類があり、それぞれに原因があります。自身のくすみに合わせたケアを行い、素肌も第一印象も美しくしていきましょう。
1) 「くすみ」ってどういう状態?
ヒトの本来の肌トーンが失われている状態を「くすみ」と言います。
□ 肌が日焼けしたように見える
□ 血色が悪い気がする
□ 老けたように見え顔がパッとしない
□ ファンデーションの色が合わなくなった
このような悩みが思い当たる方はくすみが引き起こしている肌トラブルかもしれません。
まずは自分のくすみの種類を知り、それに合わせた効果的な対策を行っていきましょう。
2) 肌の色で分かるくすみの種類と対策
くすみの種類は大きく4 つに分けることができます。現在の肌の色は“黄・グレー・青・茶”どれに当てはまりますか。それぞれの原因と対策を見ていきましょう。
【黄くすみ:肌色ではなく黄色っぽい:】
原因:糖質の多い食材の過剰摂取
糖質の多い炭水化物などを過剰摂取すると、美肌の栄養素であるタンパク質を衰え(糖化)させてしまいます。肌が黄色っぽくなり、さらに乾燥・シワ・ハリの低下にも影響を与えます。
対策:食生活の見直し
糖質は健康に必要な栄養素ですが過剰摂取は控えましょう。主にお米・パン・麺類などの炭水化物や、砂糖を多く使用したスイーツに含まれています。これらを最後に食べるなど順番を工夫することや、食後の適度な運動も、糖質の吸収を緩やかにするため、黄くすみ対策になります。
【グレーくすみ:全体的にトーンダウン】
原因:乾燥
キメが乱れた状態の乾燥肌は、光をキレイに反射させることができず透明感が減少します。さらに乾燥によりハリが失われ毛穴が開くことで、顔に凸凹が生まれます。これが影となり全体的にトーンダウンしたように見せています。
対策:保湿ケア
念入りな保湿を心がけましょう。朝晩のスキンケアだけでなく、日々エアコンや暖房等で乾燥している場面は多くあります。こまめな水分補給や加湿器の活用・油分多めのクリームを使用するなど工夫していきましょう。
【青くすみ:不健康で冷たそうな肌】
原因:血行不良
血液の流れが悪いと毛細血管の色が青く目立つようになります。また必要な栄養素が体内を巡りづらくなり老廃物が溜まるため、肌の色が青くくすんで見えるようになります。
対策:習慣の見直し
血行不良の主な原因は、ストレス・運動不足・身体の冷えです。ストレスは血管を収縮させ、運動不足や身体の冷えは血液循環を凝り固まらせてしまいます。ストレスを溜めない工夫や、軽い運動・ストレッチ・入浴・身体を温める食事を心がけ、血行を促進していきましょう。
【茶くすみ:日焼けしたかのような色】
原因:メラニンによる色素沈着
肌は紫外線・外的ダメージ・摩擦などから守るために、シミの原因ともなるメラニンを生成します。通常メラニンはお肌の生まれ変わり(ターンオーバー)と共に排出されます。しかし刺激を受けた肌はメラニンの排出が追いつかず残留させてしまうので、色素沈着を起こし茶くすみとなって現れます。
対策:日焼けや摩擦を避ける
肌への刺激で増えるメラニンの生成を抑えるよう、日々紫外線予防の日焼け止めを塗り、こまめに保湿を行いましょう。また摩擦などで肌に負担をかけないよう優しいスキンケアを心がけることも大切です。
くすみは段々と現れるため、“ん?何かいつもと違う。“という印象の変化で気づく方が多いかもしれません。年とともにターンオーバーは乱れやすくなり、乾燥や外的ダメージも受けやすくなります。日々くすみを意識したケアを積み重ね、透明感のある、明るく若々しい素肌を手に入れましょう。