美コラム

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湿気で髪の毛が広がるのはなぜ・・・?

空気も髪の毛も乾燥の季節がすぎるとやってくるのは梅雨。つまり湿気が多くなる季節です。

この時期は髪の毛がまとまりにくい、またスタイリングをしても崩れてしまいやすい。

と感じる方は多いのではないでしょうか。

この季節に多くの方が抱える悩みについてお話していきましょう。

髪の毛は3層構造になっていて、その表面はキューティクルという硬いタンパク質になっています。

キューティクルは外部の刺激から髪を守る盾の役割と内部の水分やたんぱく質が失われるのを防ぐ蓋の役割を持っています。キューティクルはうろこ状に重なって髪の毛を覆っていますが、ヘアカラーやパーマの施術、紫外線のダメージやヘアアイロンの過度な熱などによってはがれてしまうことがあります。その状態を傷んでいる状態といいます。

キューティクルが傷んでしまうと毛髪内部の水分が流出しやすくなり、潤いがなくなってしまいます。すると健康な状態よりもさらに水分を吸収しようとしてしまいます。

また梅雨の時期は湿度が高くなり、空気中の水分が増えています。

本来15%ほどの毛髪の水分も空気中の水分が増えることで30%位まで増えてしまうと言われています。

水分量がふえると毛髪内部での水分分布にばらつきが出てクセが出やすくなったり、広がりやすくなったりしてしまうのです。

湿気により髪の毛の広がりやクセが出てしまうことを防ぐには・・

まず、髪の毛の傷みを防ぐことが大切です。

髪の毛を洗う時、しっかりとシャンプーを泡立てていますか?

タオルドライの時、ゴシゴシこするようにしていませんか?

アイロンを当てる時、高い温度で同じ個所に当ててはいませんか?

日常の中で何気なく行っていることが少しずつ髪の毛やキューティクルを傷めてしまっているかもしれません。

洗い方のポイント☆

1、髪の毛を洗う前に・・・

ブラッシングをします。

髪の毛、表面の汚れやホコリを取ることでお湯の通り道ができてシャンプーの泡立ちが良くなります。

+αの効果として血行の促進もできるのでおススメです。

2、予洗い(プレシャンプー)もしっかり行う

シャンプー剤を塗布する前にお湯で全体をしっかりと流します。

お湯で流せる汚れを落とし、水分が全体に行き渡らせることで使用するシャンプー剤の量を減らし、

さらに泡立ちも良くなります。

 (お湯の温度は37~38℃程度にしましょう。)

3、シャンプーはしっかり泡立てる

シャンプー剤がついていても泡の無い状態でゴシゴシしてしまうと髪の毛同士で傷つけあってしまいます。

手の平でシャンプー剤を泡立ててから髪の毛につけるのもおススメです。

頭頂部だけではなく後頭部や首の上の部分にもつけ忘れないようにしましょう。

4、シャンプー剤をしっかり流す

シャンプー剤が残ってしまうと、炎症や肌のトラブルの原因になってしまうので予洗いと同じように頭部全体をしっかりと流しましょう。耳回りや髪の毛の重なりが多い頭頂部などは流し残しが多いのでしっかりチェックしましょう。

☆ちなみに・・・☆

“アミノ酸系シャンプー”がおススメです。

髪の毛はpH5,5~6,5の弱酸性で安定します。

シャンプーも同じpHのアミノ酸系のシャンプーを使うことで洗い上りがしっとりしてパサつきを抑えてくれます。

乾かし方のポイント☆

1、ドライヤーは一か所にだけ熱が当たらないようにする

同じ場所に熱が当たらないようにドライヤーを左右に振るように動かすことがポイントです。

また髪の毛から15~20㎝位離すようにしてください。

ドライヤーを持っていない手で髪の毛を動かすとさらに効率よく乾いてくれます。

2、ドライヤーは斜め上からあてる

髪表面のキューティクルの流れに沿って風を当てることが大切です。

ドライヤーは斜め上から毛先に向かって風が流れるように当てましょう。

3、乾いてからブラシを使う

慣れてきたらブラシを使ってブローするとさらにキューティクルが整ってツヤのある仕上がりになります。

ただし髪の毛が濡れている状態でブラシを使うと、髪の毛が傷む原因になってしまいます。

ブラシを使う時にはある程度乾いてから。を意識するようにしてください。

*、乾かしすぎないこともポイント:完全に乾かしすぎてしまうと広がりの原因に!

  髪の毛をさわって少しヒヤッとするくらいの乾き具合がいい状態です。

4、冷風を当てて仕上げる

最後に冷たい風をあげてさらにキューティクルを整えます。

冷風を当てることでキュッとしまるイメージです。

これでツヤのあるきれいな状態に仕上がります。

ポイントがたくさんあって難しい!と感じるかもしれませんが、

できることから少しずつお試しください。

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