意外と知らない!? ホクロができる原因と3つの予防法
チャームポイントにもなれば、コンプレックスにもつながってしまうのが「ホクロ」です。特に、顔にできると場所によっては厄介なもの。なぜホクロはできてしまうのでしょうか。その原因と、ホクロを作らないために今からでもできる対策をご紹介します。
ホクロには種類があった! 増えるホクロと増えないホクロ
ホクロには「先天性」のものと「後天性」のものがあります。
「先天性」のホクロはいわゆる生まれつきのホクロで、遺伝的な要因が強く、両親のどちらかがホクロの多い体質だった場合できやすくなるものです。「先天性」のホクロは肌の色や髪の色と同じくその人の体の特徴の1つで、数は決して多くはなく、増えることもありません。一方、「後天性」のホクロは、思春期を過ぎた頃あたりからできます。お肌を紫外線から守る役目をしている色素細胞が、外からの刺激によって異常を起こして黒くなり、ホクロになるのです。「後天性」のホクロは「先天性」のホクロと違い、増えやすいという特徴があります。でも実は、その原因になるものを避けることで、増加を予防することもできるのです。
紫外線だけじゃない!? ホクロができる理由
メラニン色素を含む細胞が異常を起こす主な理由としては、紫外線があげられます。紫外線を大量に浴びると、色素細胞が黒い色素の元であるメラニン色素を大量発生させます。また、紫外線を浴びたお肌はとても疲労した状態にあるので、新陳代謝が滞って余分なメラニン色素を排出できなくなってしまうのです。
紫外線の他にも、お肌への摩擦や圧迫などもホクロの原因になります。下着の締め付けやこすれなどによって体の同じ部分に常に重量や熱がかかっている状態は、その部分の細胞を傷つけることになり、メラニン色素の大量発生を引き起こす可能性が高いのです。さらに、ストレスや生活習慣の乱れ、妊娠・出産などによってホルモンバランスがくずれ、お肌のターンオーバーが正常に進まなくなった結果ホクロができてしまうということもあります。
- 紫外線対策をする
ホクロを作らないためには、何よりも紫外線を浴びないようにすることが大切です。日焼け止めを塗る、日傘や帽子を身につけるなどお肌をなるべく紫外線から守るようにしましょう。また、晴れた真夏の日などだけでなく、くもりの日や秋、春にも油断しないようにしましょう。紫外線は秋にも真夏のピーク時の半分程度は地上に届いているので、対策は忘れないようにしてくださいね。 - お肌に刺激を与えない
あまりきつい下着を着けたり、顔や体をゴシゴシと洗ったりしないようにしましょう。さらに、メイクやスキンケアの際にお肌に刺激を与えるのもホクロを増やす要因になります。過剰なピーリングやパッティングなどでお肌をこすったり叩いたりしないようにしてください。細かい部分などは力が入りにくい薬指を使うのがオススメです。 - 生活習慣を見直してみる
睡眠をしっかりととる、食生活を見直す、ストレスを上手に発散するなど、ホルモンバランスを整え、代謝をよくする生活習慣を日頃から心がけましょう。ビタミンB6を多く含むレバーや青魚、バナナやキャベツを日頃の食事で意識的にとるようにすると、お肌のターンオーバーが促されて余分なメラニン色素が排出されるようになります。
ホクロを気にしすぎることも新たなストレスを生み、メラニン色素を増加させる原因になってしまうかもしれません。以上のことに気をつけつつ、ホクロも個性の一部と前向きにとらえて、上手に付き合っていきましょう。